一夜にして突如姿を消す夜逃げ。
昨日まで普通に話をしていたのに…まさか…。
いきなりの事で気が動転してしまうかもしれませんが、まずは落ち着いて失ったものがどれほどのものか考えてみましょう。(現金、家賃、残留物処理、車など)
そして、それらを取り返すための行動に移ってください。
まずは、夜逃げをした人の足取りをつかむことを最優先に行動を起こしましょう。
この記事に書かれていること
- 逃げ切られたらダメ!
- 夜逃げした人を探す方法
- 個人の人探しは要注意!!
- 探偵の人探し
目次
夜逃げから逃げ切られたら絶対にダメ!
夜逃げする人のほとんどは借金苦です。
夜逃げ者から逃げ切られてしまったらあなたが債務責任を負うハメになる可能性もあります。
連帯保証人の場合
連帯保証人になっている場合、家賃滞納や借金の債務責任はあなたにあります。
大家さんや債権者から直接あなたに連絡がきて、肩代わりを求められることになります。
お金を貸している場合
こちらは相手を見つけないかぎり泣き寝入りすることになります。
残念ですが、警察や弁護士に掛け合ったところで積極的に捜索をしてくれることはないでしょう。
自力で探し出して合法的に取り立てるほか方法はありません。
あなたが大家さんの場合
あなたが大家さんであるならやることは2つです。迅速に対応しましょう。
- 連帯保証人へ連絡する
- 夜逃げ者の居場所を突き止める
家賃滞納の回収をするにも残留物の整理をするにも連帯保証人と連絡が取れるようにしてください。夜逃げを選択する人のほとんどは身内を含め連帯保証人との関係性も崩れていることがほとんどです。
連帯保証人の方にも逃げられてしまわないよう早めに連絡を取っておきましょう。
夜逃げした人を自分で探す方法
自分でできる人探しの方法をご紹介します。
住民票や戸籍を使って住所を特定する
住民票や戸籍に記された内容から現住所や生死の確認をすることができます。
住民票の除票で生存確認
画像引用:リーガル・フェイス
上記は住民票の除票です。除票には主に以下の内容が記されています。
除票に記される内容
- 現住所と過去住所
- 死亡している場合は死亡日
夜逃げをした人が住民票を移している場合、住民票の除票を使えば移住先を突き止めることができます。
また、住民票の除票を閲覧することで相手が死亡してしまっているかどうかも判明するため生存確認もできます。
【参考】江戸川区役所
江戸川区に住民登録されていた方が区外へ転出された場合、あるいは亡くなった場合などは江戸川区の住民票から抹消されます。抹消された住民票を「住民票の除票」といいます。
除票の写しには、住民票に記載されている事項のほかに、転出の場合には転出先住所と異動年月日、死亡の場合には死亡年月日が記載されます。
戸籍謄本から死亡の確認
画像引用元:相続遺言サポートオフィス
上記は「吉田法務さん(仮名)」という方の戸籍謄本です。
中段あたりに赤枠で記してある「死亡」という欄に、吉田法務さんが死亡した日「平成28年4月1日」と記載されています。
このように、生存確認したい人の戸籍を取得することで「死亡」したかどうかを確認することができます。
【死亡届と戸籍について】
死亡届は基本的に「死亡後7日以内に提出」とあります。また、死亡届が受理されてから3日程度で戸籍に反映されますので、死亡後10日を過ぎていれば戸籍にその旨が記されるということになります。
市役所などで住民票や戸籍の取得する場合、親族や身内でない人の閲覧はハードルが高いです。
しかし、債権者(お金を貸した人)が債務者(お金を借りた人)の住民票の閲覧をすることは可能です。
借金の契約書や申込書などを提示し開示請求をしてみましょう。
簡易書留を送付して移住先を特定する
簡易書留は、受取人に直接手渡される郵便物で重要な書類などを送付する際に利用される郵送方法です。
簡易書留を使って夜逃げした人の移住先を突き止めるやり方です。
1.書留を前住所に送付
書留を「逃げられる前の住所」に送付します。
2.宛先の住所に該当する人がいない
既に逃げられているので「該当住所に住人がいなかった」として、書留があなたの手元に戻ってきます。
3.何度か繰り返す
それを何度か繰り返していると、相手の移住先が記されて戻ってくる場合があります。
4.引越し先住所判明
逃げた人の引越し先が判明します。
残留物から行き先を推測する
夜逃げされた部屋にあなたが入る機会があるのであれば、残された物から行方の手がかりを掴むこともできます。
- パソコンの閲覧履歴
- ホテルの予約履歴
- 飛行機や新幹線など交通系のレシート
- クレジットカードの利用履歴
- 各種レシート
- 旅行ガイドブック
- 物件探し系の雑誌
- 郵便物
夜逃げはある程度計画的に行われるものですから何かしら事前に調べているものです。
落ち着いて残された物の中から手がかりを探してみましょう。
注意ポイント
夜逃げをされた部屋に第三者が無断で侵入するのは「住居侵入罪」にあたります。部屋に入る場合は、大家さん、警察官などと一緒に入りましょう。
人探し掲示板サイトで夜逃げ者を探す
ネットには再会のためのサイトなど、人探し専用の掲示板がいくつかあります。
ここでご紹介するのは再会のためのサイト。人探し掲示板として最も更新頻度の高いサイトです。
会員登録後に人探しの情報を書き込めます。
【人探し掲示板の利用方法】
- 夜逃げをした人の情報を書き込んで他の会員から情報を集める
- すでに掲載されている情報から対象の人の情報を探す
上記2種類の方法で活用できます。
ただし、書き込みのなかには遊び半分で投稿されたいたずら書きやアダルトサイトへの広告が掲載されることもあります。
- 全ての情報を鵜呑みにしない
- 危険なリンクをクリックしない
など注意してご利用ください。
写真の位置情報から撮影された場所を特定する
iPhoneやAndroidスマホで撮影された写真の位置情報を使って住所を特定することができます。
写真の位置情報
普段何気なくスマホで撮影された写真。実は、その写真には「位置情報(exif情報)」が含まれている場合があります。
SNSなどに投稿された写真の位置情報を特定することが可能です。
その写真がどこで撮られたのか確認できるサイトを紹介します。
※exif情報とは、写真の撮影位置や撮影日、カメラの機種名などさまざまな情報を含んだデータの集まりのことを指します。特別な設定も必要ないためほとんどのデジタル機器で撮影した写真に自動で付与されます。
写真位置情報解析 Exif-GPS
Exif-GPSは、誰でも無料で利用できて、インストールなどが不要の便利なWebツールです。
特定の写真の位置情報をすぐに確認したい時におすすめです。
Exif-GPSのポイント
- 無料で利用できるWebツール
- パソコンでもスマホからでも利用できる
- アプリのインストール等は不要
【パソコン上での操作画面】
「ファイルを選択」のボタンを押して画像を指定
アップロードされた画像の下に表示されるGoogle Mapへのリンクをクリック
地図が表示される
【地図上での表示】
【Exif-GPS公式サイト】
https://kumiko-jp.com/archives/49714.html
警察署ホームページの行方不明者に関する情報を閲覧
警察庁のホームページに、全国各地域の警察署に登録されている行方不明者の情報を閲覧できるページがあります。
夜逃げした人の親族が捜索願いを提出していたり、何かしらの事件に巻き込まれている場合に登録される情報です。
行方不明者情報は、登録等も無く誰でも自由に閲覧できるので心当たりのある方はアクセスしてみてください。
掲載されている情報
- 名前、年齢、届出が出された日
- 地域
- 顔写真
- 最後の服装
- 身体的特徴
- 行方不明になった状況
もしかしたら、亡くなっている可能性がある場合…
もしかしたら何かしらの事故、事件、トラブルに巻き込まれて亡くなっている可能性がある場合、身分証を所持していないこともあります。
そういった場合は身元不明遺体として登録されます。
各地域の警察署のホームページでは、身元不明遺体の情報が掲載されたページが用意されているので、もしかしたら…と思う方は閲覧してみるとよいでしょう。
愛知県警察では、県内で発見された身元が確認できないご遺体の資料を準備して身元相談に応じています。
参考:愛知県警察 身元がわからないご遺体の身元検索情報
夜逃げした人を個人で探す際の注意点
- 時間と労力が掛かる
- 見つからないことが多い
- トラブルに巻き込まれることもある
注意点1 かなりの時間と労力が掛かる
名前しか知らない状態ということは双方で非常に浅い関係性にあるかと思います。
必ずしも相手が名乗った名前が本名とは限りません。
また、過去にお世話になった人を探している場合であれば結婚などで苗字が変わっていることも考えられます。
そういった場合もあるため名前だけの情報で人探しをするのは非常に難しくなります。
注意点2 見つからないことが多い
個人での人探しは成功確率が非常に低いです。
手掛かりとなる情報がいくつか掴めたとしても核心に迫るような情報には辿りつけないことの方が多いでしょう。
注意点3 トラブルに巻き込まれることがある
消息を絶っている人がトラブルに巻き込まれている事例も少なくありません。
そういった人をあなたが探す場合に、あなた自身もトラブルに引きずり込まれてしまう可能性もゼロではありません。
失踪した人の多くは金銭面や犯罪トラブルに巻き込まれていたり、精神疾患などの問題を抱えていることがあります。
個人で人探しをする場合は上記のような内容に充分注意して調べてください。
人探しのプロ(探偵)に夜逃げ探しを依頼した場合の金額や調査内容
夜逃げ探しや家出人探しは探偵の腕の見せ所と言われています。
それは浮気や不倫調査と違って時間的な制約が特に重要なのと居場所の目星の付け方が調査成功のカギを握るからです。
個人では非常に難しい夜逃げ探しも探偵の手にかかればものの数日で探しだしてくれます。
夜逃げ探しの相場料金
探偵の調査料金の相場は10万円〜50万円程度です。
調査の内容や難易度により実際に調査にあたる調査員の人数や調査に掛かる日数が変わるため、幅を持たせた相場になっています。
調査料というのは、調査員の人件費や車両費、資料の作成費、弁護士などへの相談料が含まれています。
なるべく安く依頼しようとするのであれば、事前に情報をまとめておいたり、各探偵事務所が持つ料金プランの最適なプラを選択するのが良いでしょう。
探偵がどのようにして夜逃げした人を探すのか
探偵独自の調査網で重要な情報を多く集めることで難易度の高い人探しを可能とします。
スマホなどのデータをデジタル・フォレンジックで解析して手掛かりを掴む
探偵の専門的な技術として、最初にご紹介するのが「デジタル・フォレンジック」
スマホやWebの閲覧履歴、メールの復元など近未来的な手法で手掛かりとなる情報を集めます。
壊れたハードディスクの情報を復元できたりすることもあるので、スマホなどの中古品や譲渡品などからその人に関する情報を抜き取ります。
残留物の中には意外とそういった重要な情報が残されていることが多いようです。
各地域の情報調査 ローラー作戦
ローラー作戦とは、一度に大人数で一斉に調査を実施することを指します。
1人の探偵調査員で何日も掛けて聞き込みや張り込みを実施するのではなく、各地域で一斉に調査をすることによりタイムリーな情報を掴み、迅速に探しだすことができます。
探偵独自の情報網から失踪者の情報を入手
探偵の調査員には警察OBが在籍していることが多く犯罪捜査の第一線で得た独自の情報網を持っています。
個人ではアプローチできないような情報を入手することができるため、逃亡している人や犯罪や事件に巻き込まれた可能性のある失踪者の情報まで引き出すことができます。
過去からのタウンページや住宅地図、Facebookなどで実名データを調査
過去のタウンページや住宅地図には氏名や住所、固定電話の番号が細かく記載されています。各年代ごとにまとめられた情報を頼り1つひとつしらみ潰しに探っていきます。
また、近年ではフェイスブックやツイッターなどのSNSを利用した人探しも行っています。
夜逃げ探しは「人探しの専門チーム」がいる探偵がおすすめ!
国内には数多くの探偵事務所が存在しますが、その中でも人探しに強い探偵、浮気調査など強い探偵など各事務所によって様々な強みを持っています。
そのなかでも特に人探し特化した探偵をご紹介します。
【当サイト推奨の探偵事務所】
総合探偵社 MJリサーチ
- 探偵歴20年以上のベテラン調査員
- 人探し専属
- 全国を網羅する11ヶ所に調査拠点
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※MJリサーチは家出人探しや失踪者の調査を専門に取り組む探偵事務所です。公式サイト下部の「問い合わせフォーム(1分で完了)」に数カ所入力するだけで無料で専門家に相談できます。