いざ探偵に依頼しようと思っても何かうさんくさいし、どうやって選べがよいか分からない。
そういった方のためにMJリサーチの経験豊富なベテラン調査員が、危険な探偵を見抜くための重要なポイントを教えてくれました。
探偵選びの参考にしてみてください。
【今回お話しを聞かせてくれたMJリサーチのベテラン探偵さん】
写真左:福田調査員、右:岡島誠調査員
※MJリサーチの中でも指折りの調査員さんです。肩書きはお二方共に部長。さらに、広報担当の若梅調査員から資料のご提供もいただきました。
20年以上の経験を持つお二人の経験値に基づいた貴重なお話しを本社事務所にて聞かせていただきました。
この記事に書かれていること
- 探偵はグレーな事務所が多い
- 危ない探偵は急かしてくる
- 探偵選びのポイント
- 依頼の流れと料金相場
目次
探偵業界はやっぱりグレーな事務所が多い
探偵業界は良くも悪くもグレーな業者が多いです。
調査費用として膨大な金額を請求されたり、ちゃんとした調査をしない業者などが存在します。
なぜ?危ない探偵が多い理由
その原因は「調査対象が他人に相談しにくいもの」という部分が大きいでしょう。
調査対象とする案件が不倫や浮気、借金での行方不明者など他人には相談しにくい案件が多いため、ぼったくりなどの被害に遭っても泣き寝入りといったことがあります。
そこに付け込んであくどい商売をする探偵がいます。
こういった状況のなかで実際はどのような運営がされているのかチェックさせてもらいました。
何でも引き受けてくれる探偵はあなたにも何でもしてくる探偵
岡島さんの話によると、
残念ながら違法な手段を使う探偵も存在するそうです。
依頼内容に関わらず何でも引き受ける探偵は、違法な調査手法に走るリスクが高いとのことです。
これらの探偵は、依頼者であるあなたにも違法な金額を請求してきたりなど法的トラブルに巻き込むこともあります。
探偵選びではその調査手法や実績を慎重に確認して信頼性を見極めることがとても重要です。
見極めポイント
「なんか変だな?!」と思ったら絶対に依頼しないこと。少し話せばすぐに気づきます。直感を信じてください!
危ない探偵は何かと急かしてくる
近いからとか、そこしか知らないからといった理由で選ぶこともなく探偵事務所に電話をしてしまい、大失敗という事例も多いです。
危ない探偵は、巧みな話術でこちらの判断を鈍らせ、とにかく契約を取ろうとしてきます。
- 今日契約すれば〇〇万円値引き!
- 今すぐ探さないとヤバいです!
- 調査が成功しなかったらお金はいらないのでとりあえず契約しましょう。
上記は、ぼったくり探偵によくありがちなパターンです。
意味の分からない値引きで契約を誘導
特に岡島さんが指摘するのは「よく分からない理由で値引きをするということは、よく分からない理由で料金を加算されるリスクがあるということ」
正当な探偵であれば、しっかりとした料金体系があり、調査にかかる時間、調査員の数、距離に応じた明確な見積もりが出されるはずですが、それが無いということは探偵の言い値で料金が決まっているということです。
必要異常に危機感を煽る
「今すぐ探さないと自殺してしまいます」など、根拠の説明もないまま急に極端な危機感を煽る探偵は危ないです。
緊急性があるかどうかは、ベテランの調査員や相談員でも瞬時に判断することは難しいと言います。
もう少し早く探しておけば…。という事例ももちろんありますが、そういったことは、多くの情報を集約して点と点を線で繋げたうえで判断できるものです。
ろくに話しもいないで「早く探さないと危ない」と言ってくる探偵はまず信じてはいけません。
成功しなかったら料金はいただきません
普通に考えてそんなことはありえません。
世の中にそんな都合の良いことはないです。
Webサイトや広告に「完全成功報酬制」とうたっている探偵をよく見かけますが、ほぼ100%嘘です。
探偵が本気で調査したのに見つからなかったら0円なんてことあるわけないです。
信頼できる探偵選びのポイント
一方で、岡島さんより「信頼できる探偵社の見分け方」についても教えてもらいました。
以下3点になります。
はっきりとした料金設定がある
調査内容を細かく提示できる
自社オフィスを持っている
具体的な料金設定が分かる
何に対して、いくら。など、明確な料金設定になっているかは最初に確認しましょう。
まともな探偵社であれば、どのような調査を行なって、何人の調査員が必要で、何日調査をするから調査費用としては、〇〇円です。
このように料金を提示されるはずです。
逆にそこが見えない探偵社は避けたほうが良いでしょう。
調査内容を細かく提示できる
人探しでいえば、ローラー調査なのかデータ調査なのか2択になるかその両方かのケースがあります。
現時点で家出してしまった人を早急に探したい場合は、ローラー調査。
過去にお世話になった人、疎遠になった身内を探したいなどであれば、まずはデータ調査から入るのが主流です。
そういった内容を具体的に提示できるかどうかで見分けることもできます。
自社オフィスを持っている
当たり前といったら当たり前なのですが、自社オフィスを持っている探偵社を選びましょう。
なぜ、こんな当たり前のことを言うのかというと、
悪徳探偵はいかにも自社オフィスを持っているかのごとく、電話で受け応えしたり、レンタルオフィスを自社オフィスだと偽ったりすることが非常に多いからです。
自社オフィスを持たない(持てない)ということはいつでも逃げられる体制を整えているということです。
オフィスを持っているのかしっかり確認しましょう。
岡島さんから一言
MJリサーチは、ぜひ事務所へお越しいただきたいと思っています。相談員、調査員の人と成りを見極めたうえで任せられるかご判断いただきたいです。調査期間中の短い間とはなりますが、双方の信頼関係のもと手を取り合って調査を進行させていきたい。そう願っております。
まとめ
岡島さんが一貫して言っていたのは、
危ない探偵、怪しい探偵はつじつまの合わないことを言う。
・調査の難易度が高いと言っているのに、成功しなければ無料で調査を請け負う
→そんなことはあり得ない。難しい調査ならそれだけ調査費用も上がる。
・今日ここで契約したら30万円値引きができる
→そもそも30万円は何に掛かる費用だったのか?合理性がない。
なので、ご相談者さんの直感を信じていただければ、大体その悪い直感は当たっているとのことでした。
怪しいと思ったら絶対に契約をしないようにしましょう。