幼い頃の淡い記憶しかない…。
元気なうちにもう一度だけ会いたい。
この記事に書かれていること
- 生き別れた家族を探す方法
- 生き別れた家族の捜索を探偵に依頼する
- 再会した際の注意点
【監修者情報】
Co-Research・調査員
NiCO代表調査員 > Co-Researchの代表調査員であるNICOは、聞き込み調査に優れたスキルを持ち、女性ならではの視点を活かし、繊細な...
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目次
生き別れた家族を探す方法:公的機関を利用する
まずは、ご自分で集められる情報を探してみましょう。
名前や最後に住んでいた住所を頼りに探してみるとよいでしょう。
生き別れになった家族を探す方法
- 住民票や戸籍を調べる
- スマホのGPSを使って探す
- ネットやサイトで調査
- 家族の情報を自分で集める
- 警察に相談
- 探偵に相談する
住民票や戸籍を調べる
家族や親族の場合、住民票や戸籍附票を使って行き先を調べることができます。
住民票の除票で行き先を調べる
住民票の除票を使って家族の行き場所を調べることができます。
除票とは住民票に記載されている内容にプラスして、
- 転出先の住所
- 転出の年月日
- 死亡のしている場合は死亡年月日
を確認することができます。
市役所などで調べることができます。
戸籍附票を使って調べる
戸籍に入っている人の現在の住所が記録されたものです。戸籍附票も市役所で見ることができます。
家族や近い親族のみが申請できます。
身分を証明できるものが必要になるので、免許証やマイナンバー、印鑑などを持参してください。
生き別れた家族を探す方法:インターネットを使う
スマホのGPS機能を使って探す
iPhoneやAndroidスマホにはGPSの機能が付いているものがほとんどです。
探している人のスマホの[位置情報]が[ON]になっていて位置情報の共有が設定されている場合はかなりの精度で居場所が分かります。
iPhoneのGPS機能を使って調べる
iPhoneに最初からインストールされている「探す」アプリを利用します。
位置情報が共有されていれば、アプリを起動後地図上に居場所が表示されます。
「探す」の使用条件
- icloudアカウント取得
- 位置情報がON
- ファミリー共有設定済み
- 相手のスマホの電源が入っていること
- データ通信が可能
AndroidスマホのGPS機能で居場所を探す
スマホのGPS機能を使ったGoogleの公式アプリです。
iPhoneの探すと同様でスマホの位置を特定できます。
「端末を探す」の使用条件
- Googleアカウント取得
- 位置情報がON
- 相手のスマホの電源が入っていること
- データ通信が可能
- 相手のGoogleアカウントとパスワードを知っている
スマホのGPSの精度はとても高く、周囲20m単位で居場所を特定できます。
ただし、アカウントの設定や共有登録を事前に済ませておく必要があるため条件が整わないことが多くなります。
ネットやサイトを使って探す
Google検索で実名で検索してみたり、スマホアプリを使って調査できます。
Google検索を使って調べる(画像検索)
Googleの検索窓に探したい人の名前をフルネームを入れて検索すると、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのアカウントが表示されることがあります。
また、本人の顔写真がある場合はGoogleの画像検索を使って検索することもできます。
参考サイトやSNSを使った人探し|ネットで人探しをする方法と注意点
SNSを使って調べる
ツイッター、インスタ、フェイスブックなどを使って調べることができます。
SNSを使った調べ方
- #人探しなどハッシュタグをつけて投稿する
- 相手の名前やグループ名で検索する
探している人に直接呼びかけるような投稿をして拡散を利用した方法で探すことができますし、相手の名前で検索をかけてみるのもいいでしょう。
ただし、昨今の状況からするとDVや闇金などによるリスクがあるため拡散されないケースもあります。
参考:ツイッター #人探し
生き別れた家族を探す方法:自分で探す
家族の情報を自分で集める
住民票やGPSなどでの捜索がうまくいかない場合、自分が探偵になった気持ちで人探しをしてみましょう。
残した物を頼りに調べる
何を残して、何を持ち出したかによっていなくなった理由が推測できます。
意図的なのか?
トラブルに巻き込まれたのか?
通帳や印鑑、衣類、常備薬などが無くなっている場合は、先のことを見据えているので意図的な失踪とみていいでしょう。
反対に生活に必要なものが全て残っている場合は何かしらのトラブルに巻き込まれた可能性もあるので緊急的な対応が必要になります。
消息を絶つ前の最後の場所で現場検証をしてみてください。
行動範囲を聞き込みしてみる
知人友人、よく行くお店の店員さん、同級生などその人と縁のある人に聞き込みをして、点と点の情報を線に結びつけていきます。
探偵の聞きこみ調査と同じです。地道な作業が実を結ぶこともあります。
ポスターやビラを貼る
ポスターやビラを作成して出没しそうな場所で調査です。
未成年や金銭的に余裕がない人など行動範囲が限られている人には有効的な方法です。
新聞に広告を載せる
新聞の広告欄の枠は、全国紙で1万円〜、地方紙であれば数千円程度です。
新聞社に直接アポを取って広告枠を購入します。
警察に捜索願いを出す
命の危険があったり事件性がある場合、警察に捜索願いを出せば公的な力で人探しができます。
警察が積極的に捜索してくれる場合
- 探している人に命の危険
- DV被害に遭う可能性がある
- ストーカーや嫌がらせをされている
- 中学生以下の子どもが行方不明
- 自殺する危険がある
- 認知症などで自分だけで生活ができない
上記のような場合は積極的な捜査をしてくれます。
しかし、お世話になった人を探してほしい、名前も知らない人を探してほしいなど個人的な理由によるものは引き受けてくれません。
警察が引き受けてくれない人探し
- 事件性のない家出
- 借金を取り返したい
- 相手が相続人になっている
- 夜逃げをした
- 家族でケンカをして飛び出していった
- 20年前など相当な時間が経っている人探し
- 不倫・浮気をしているかもしれない
- 旦那が仕事場に行ってないみたい、どこに行ってるか探してほしい
こういった場合に警察が動いてくれることはありません。
生き別れた家族の捜索を探偵へ依頼
探偵は事件性や命に関わる事例でなくとも人探しに応じてくれます。(※)
探偵に寄せられる人探しの依頼は年間5万件以上とも言われています。
※DVやストーカー行為などの目的により、相手を探し出すことでその人に被害がこうむる危険性がある場合は捜査をしない場合もあります。
人探しを探偵に依頼する流れ
探偵に依頼する流れ
- 電話やメールで相談する(無料で相談できる探偵を選ぶ)
- 捜索の内容、大体の料金を確認
- 捜査日数や費用の見積もり
- 契約
- 捜索開始
- 発見
- 支払い
電話やメールでの問い合わせからスタートします。
その後、実際に捜索を始めるために必要な情報をまとめたり、費用の見積もりをしたりします。
そこで納得できれば契約後に捜索開始です。
おおよそ2週間ほどが捜索から発見までの平均捜索期間です。
最後に請求金額を支払い、完了です。
探偵に依頼した場合の料金相場
調査の内容や難易度、捜索に関わる人数によってさまざまになりますが、基本的な料金の構成は以下のようなものになります。
探偵の基本的な料金システム
- 基本料金
- 調査料金
- 成功報酬
調査料金では、基本ベースを元に器具を使っての調査や調査員の増員などにより追加料金がかかる場合もあります。
追加料や成功報酬をめぐってのトラブルが多いのでしっかり確認しておきたいところです。
=料金の例=
基本料金:10万円
調査料金:30万円
成功報酬:15万円
総額 55万円
スムーズに探してもらうための準備
迅速に探すには身の回りの情報をかき集めて準備をしておくとスムーズに人探しができます。
まとめておきたい情報は、
探偵の人探しに使える情報
- 身長などの容姿
- 見た目年齢
- 顔写真
- メールアドレスや電話番号
- SNS等のアカウント
- 普段行っていた場所や病院など
- よく着る服やズボン
生き別れた家族と再会した際の注意点
生き別れた家族と会うには十分な注意が必要です。
相手があなたと同じように「会いたい」と思っていない場合、「え?何しにきたの?まさか何かを奪うつもり?」と警戒してしまう場合もあるからです。
もし、生き別れた家族と再会をする場合は、事前に考えておいたほうが良いことがあります。
再開前の準備
- なぜ会いにきたのか?
- 別れた後家族はどうなったか
- 再開後どうしたいのか?
生き別れた家族との実体験
映画で表現されるような素敵な出会いの反面、思ってもみなかった最悪の再会を果たすこともあります。
映画:子供はわかってあげない
テレビを使った再会の事例
近々結婚することになってて、どうしても実の母親に花嫁姿を見て欲しい、実の母親に会いたい、
そんな依頼だったと思う。
涙もろい母はいつものように早くもウルウルしてた。ところがカーテンの向こうから出てきた女に家族全員絶句。
うちに引っ越してくる前、賃貸マンションに住んでた頃の同じフロアに住んでた女で
マンション内で何度も何度もトラブルになってる評判が悪いどころではない最悪の女だった。
そこの部屋からの悪臭が酷くて、生ゴミとかベランダに指定袋がてんこもり。
定期的に周囲のお宅から苦情がきて、揉めて揉めてやっと片付けさせてもすぐ元通り。
いつもボサボサのプリン頭に毛玉スウェット、素足にクロックスと言ういでたちで
いかにもチンピラ風の男とパチンコ三昧で、大負けしたときは廊下を大声で怒鳴りながら歩き
駐輪場の自転車を蹴り上げる。
私も目が合っただけで怒鳴り散らされたこともあった。
とにかく近所の人たちはあそこはキチだから関わるなと思われていた。
そして幼稚園ぐらいの子と小学生の子がいたけど、あきらかなネグレクトでもあった。
当時でも児童相談所の人が時々来てたけど罵声しか聞こえてこなかったし。その女が珍しく髪も櫛をいれて纏め、安っぽいながらもちゃんとした格好をして
しおらしく目元をハンカチで押さえていたけど、どう見てもあの女。
家族全員お互いに目と目で「あの女だよね」「そうだよね」って感じだった。
正直、依頼者の人生終わったなと思った。
結婚?大丈夫?って。そのマンションには中学の同級生だった子がまだ住んでたから
翌日電話して聞いてみたら、やっぱり話題になってるって。
そして感じたことはみんな一緒だった。
さすがにその後どうなったかまで追跡はしなかったけど
テレビ局側もあの女を見つけた時点でどういう女か分かりそうなものなのに
つくづくテレビ局って無責任だなぁと思った。
生き別れの家族と会ったとしてもこんな残酷なこともあります。
生き別れた家族を探す時のよくある質問
Q1.探していることが相手に知られる?
自分で聞き込みやチラシ配りをしていると、相手に届き効率が上がる可能性もあります。
しかし、反対に相手があなたに会いたくないと思っている場合は逆効果となります。
探偵に依頼した場合は、相手に知られずに探すことが可能です。
Q2.見つけられた家族は喜ぶ?
相手に複雑な事情がある場合があります。両親のことや身内のこと、当時に何かしらのトラブルがあった場合には喜ばれないこともあるでしょう。
あるいは、あなたに会いてくて待ち望んでいる場合もあるかもしれません。
Q3.家族を自分で探すことはできますか?
有力な情報を手に入れることができれば可能です。
ただし、確実に探せる保証がありません。時間や労力が報われないことがあることも考慮したほうが良いかもしれません。
監修者コメント
Co-Researchの代表調査員であるNICOは、聞き込み調査に優れたスキルを持ち、女性ならではの視点を活かし、繊細な観察力と共感力で調査を丁寧かつ迅速に進めます。
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探偵社によって人探しの調査は得意不得意があります。 家族といえど、見つかった場合には相手の同意が必要な場合もございますので、探偵側がどこまで対応なのか、しっかり確認をするべきかと思います。