家出したけど行くとこない時に頼れる安全な居場所「仮り暮らし」の紹介

家出の対応

家出したけど行くとこない時に頼れる安全な居場所「仮り暮らし」の紹介

2022年6月26日

家出をしたけど行き先がなくお困りの女性に朗報です。

中学生や高校生、成人の方、年齢を問わず一時的なシェルターとして最適な居場所があります。

それは、千葉県松戸市にあるNPO法人「仮り暮らし」です。

法人代表は徳永さん。ご本人も家出経験者ということで仮り暮らしを設立したそうです。

今回は、最近の家出事情、また、どのような人が仮り暮らしを利用しているのかについて代表の徳永さんに直接お話しを聞かせていただきました。

ご興味がある方はぜひご参考にしてみてください。

この記事に書かれていること

  • 仮り暮らしに来る人達

 

仮り暮らしのロゴ

 

仮り暮らしにはどんな人が来るのか?

徳永さんこんにちは。今日はお願いします。
仮り暮らし 徳永さん
こんにちは。はい。こちらこそよろしくお願いします。

 

では、早速質問をさせていただきます。仮り暮らし様(以下、)は、主に家出をした女性に居場所を与えることで支援されていますが、 現在どれくらいの数の人が利用されているのでしょうか?
仮り暮らし 徳永さん
現在宿泊中の方は1名です。また、これまでに仮り暮らしで宿泊された方は17名になります。

 

そうなんですね。家出には各ご家庭で色んな理由があると思いますが、その方達はどういった理由で仮り暮らしに身を寄せているのでしょうか?答えられる範囲で教えてください。
仮り暮らし 徳永さん
「親と考えが合わないので」

「実家の生活ルールが厳しいので」

「うつ等のメンタル疾患で働けないのに親が無理解で責めてくるので」

「自立資金貯蓄のため就労中だが親との生活が辛いので、自立できるまで」

など、みなさん様々な理由で仮り暮らしに来られます。

ただし、これまでに明確に児童虐待、障害者虐待が疑われる事例は、今の所0件です。

 

仮り暮らし様は家出少女たちの居場所としてシェルターを運営なさっています。「親と喧嘩したから1日だけ泊めて」などの理由でも仮り暮らし様を頼ってもよいのですか?
仮り暮らし 徳永さん
もちろん大丈夫です。実際にそういう子も何名か事例があります。無理して家に居ることで親子ともども消耗するだけならば、いったん距離を置くのも、関係改善に役立つと思います。

仮り暮らしが考える理想の世界とは

仮り暮らし様が目指す世の中の理想の姿とはどんなものでしょうか。また、そのために仮り暮らし様が担う役割とはどういったものでしょうか。
仮り暮らし 徳永さん
「被害を受けているから」という理由でなくても、無償または低廉な費用かつ審査無しで気軽に宿泊でき、そこから自立まで見守りを受けられる宿泊所が全国各地にある世の中が理想です。仮り暮らしの役割は、その宿泊所の1つとして存在することです。

 

なかには、自殺など最悪な状況を考えたことのある方もいるのではないでしょうか。今まさにそういう状況の子供たちにメッセージ等あればお願いします。
仮り暮らし 徳永さん
自殺未遂や自傷行為をする子も中にはいます。

とにかく、相談窓口に連絡をしてほしいです。明確に証拠がないと動きにくいケースもありますが、助けを求めることで状況が変わることも多々あるので、自暴自棄にならず、諦めないで、窓口の人と協力しあいながら現状を変えられるよう動いてほしいと思っています。

家出をされた保護者の対応

保護者さんのなかには、お子さんとうまくコミュニケーションが取れず「なぜ家出されたのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。保護者さんは普段どういったことに注意して子供と向き合えば良いのでしょうか。
仮り暮らし 徳永さん
一概には言えませんが、「親にとって良い子であろうと演じてないか?」を気にしてあげてほしいです。

また、親の正論が必要な時もありますが、それで子どもの芽を潰すのはもったいないので、時には子どもを信じて、子どものやりたいようにさせてあげてほしいです。

子どもが失敗した時は、まずは挑戦したことを評価し、失敗を受け止め、「次はどうしてみようか」を一緒に考えてあげてほしいです。

それから、第三者の仲介で良き方向に物が動くともありますから、児童相談所や家庭支援センターなど、子育ての相談窓口に「恥ずかしい」「情けない」と思わず、相談してみてほしいです。

 

また、シェルターに迎えにきた保護者さんに注意していただきたいこと等ありましたら教えてください。
仮り暮らし 徳永さん
まずは「あなたが無事で良かった」と言ってあげてほしいです。次に、SNS上の個人でなく法人を頼ってくれて安心したと、危ない行動をしなかった思考を評価してあげてほしいです。

その次に、家に居なくて驚いた、どれだけ心配したことかと伝えてあげてほしいです。その後の会話では、親と違う人格を持つ1人の人間として、子どもと会話でなく、説教でも説得でもなく、”対話”してあげてほしいです。

まとめ

子供たちの不安や悩み、DV被害等、どこに相談してよいのか分からず困っている子供たちも多いかと思います。子供たちが頼るべく優先順位などはありますか。(学校、警察、カウンセラー、相談所など自分の悩みをどこへ相談してよいのか分からない子がいそうです)
仮り暮らし 徳永さん
就学中の場合は、スクールカウンセラーさんや保健室の先生が良いです。

すでに社会人である場合は、とりあえず市区町村の市民/女性相談窓口が良いです。

身近すぎて逆に相談しにくいという場合は、窓口違いなんて気にせず、思い浮かんだ所に相談をしてください。

適切な窓口でないなら、正しいところを教えてくれます。

ただし、どこの窓口にも「悪い人間」が居るのも事実ですから、この人、なんかおかしいなと感じたら、担当替えを申し出るか、別の窓口に相談しましょう。

 

今後の仮り暮らし様の活動としてお伝えする内容などございましたら、ぜひこの場を利用して告知ください。
仮り暮らし 徳永さん
これまでシェルターの宿泊料を無償としてまいりましたが、物価高騰でなかなか家計か厳しい状況です。いずれ有償化を予定しておりますが、賛助会員となって活動を支えていただけますと幸いです。

 

そのほか読者の方にお伝えしたい内容等あればお願いします。
仮り暮らし 徳永さん
周囲に困ってそうな人(子)がいたら、無理して保護せず、まずは警察や児童相談所に相談してほしいです。

匿名でも構いません。「明確な証拠があるわけじゃないけど、なんか変だから」そういう理由でも大丈夫です。

結果として勘違いだったなら平和で良しとなりますし、実際に何かあったなら被害の軽減化に繋がります。

 

本日はありがとうございました。仮り暮らし様のような施設が増え、家出をした女性が犯罪などの被害に遭うことがないようになってほしいです。
仮り暮らし 徳永さん
ありがとうございました。

 

  • この記事の監修者
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澤田 公広(さわだ きみひろ)

高卒で自衛隊へ入隊後任満退職。大手探偵事務所にて15年勤務。素行調査、行方調査を担当。現在は個人事務所の立ち上げ準備中。

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