家出をしたけど行き先がなくお困りの女性に朗報です。
中学生や高校生、成人の方、年齢を問わず一時的なシェルターとして最適な居場所があります。
それは、千葉県松戸市にあるNPO法人「仮り暮らし」です。
法人代表は徳永さん。ご本人も家出経験者ということで仮り暮らしを設立したそうです。
今回は、最近の家出事情、また、どのような人が仮り暮らしを利用しているのかについて代表の徳永さんに直接お話しを聞かせていただきました。
ご興味がある方はぜひご参考にしてみてください。
この記事に書かれていること
- 仮り暮らしに来る人達
- 理想の世界
- 保護者さんに期待する対応
【監修者情報】
NPO法人 仮り暮らし・代表
徳永 晃代理事長 > 任意団体「仮り暮らし」は、2015年12月に発足し、千葉県千葉市に事務所を設置しました。2018年1月から無料相談の受付を...
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目次
仮り暮らしにはどんな人が来るのか?
「実家の生活ルールが厳しいので」
「うつ等のメンタル疾患で働けないのに親が無理解で責めてくるので」
「自立資金貯蓄のため就労中だが親との生活が辛いので、自立できるまで」
など、みなさん様々な理由で仮り暮らしに来られます。
ただし、これまでに明確に児童虐待、障害者虐待が疑われる事例は、今の所0件です。
仮り暮らしが考える理想の世界とは
とにかく、相談窓口に連絡をしてほしいです。明確に証拠がないと動きにくいケースもありますが、助けを求めることで状況が変わることも多々あるので、自暴自棄にならず、諦めないで、窓口の人と協力しあいながら現状を変えられるよう動いてほしいと思っています。
家出をされた保護者の対応
また、親の正論が必要な時もありますが、それで子どもの芽を潰すのはもったいないので、時には子どもを信じて、子どものやりたいようにさせてあげてほしいです。
子どもが失敗した時は、まずは挑戦したことを評価し、失敗を受け止め、「次はどうしてみようか」を一緒に考えてあげてほしいです。
それから、第三者の仲介で良き方向に物が動くともありますから、児童相談所や家庭支援センターなど、子育ての相談窓口に「恥ずかしい」「情けない」と思わず、相談してみてほしいです。
その次に、家に居なくて驚いた、どれだけ心配したことかと伝えてあげてほしいです。その後の会話では、親と違う人格を持つ1人の人間として、子どもと会話でなく、説教でも説得でもなく、”対話”してあげてほしいです。
まとめ
すでに社会人である場合は、とりあえず市区町村の市民/女性相談窓口が良いです。
身近すぎて逆に相談しにくいという場合は、窓口違いなんて気にせず、思い浮かんだ所に相談をしてください。
適切な窓口でないなら、正しいところを教えてくれます。
ただし、どこの窓口にも「悪い人間」が居るのも事実ですから、この人、なんかおかしいなと感じたら、担当替えを申し出るか、別の窓口に相談しましょう。
匿名でも構いません。「明確な証拠があるわけじゃないけど、なんか変だから」そういう理由でも大丈夫です。
結果として勘違いだったなら平和で良しとなりますし、実際に何かあったなら被害の軽減化に繋がります。
施設からの強制連れ戻しはNG!
虐待やDVなどを目的とした、同意のない強制的な連れ戻しは絶対にしないでください。
上記のような施設は全国にいくつかありますが、児童相談所も含めそういった施設での同意のない連れ戻しが問題となっています。お子さんとしっかり話し合ったうえで互いに納得がいく解決策を見つけてください。
任意団体「仮り暮らし」は、2015年12月に発足し、千葉県千葉市に事務所を設置しました。2018年1月から無料相談の受付を開始し、同年4月にはNPO法人として正式に設立
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