高校生の突然の家出。
毎年多くの高校生が色々な理由で家を離れ、未知のリスクに晒されています。
2023年、東京の新宿や歌舞伎町では、飛び降り自殺や性暴力、傷害事件などが頻発しました。
これらの事件の背後には家出をした少年少女が集まる「トー横キッズ」達の存在があります。
また、同年12月にはトー横キッズ達によるオーバードーズが問題となりました。
私たちの子供たちが直面しているこのような深刻な状況に、親としてどのように向き合い支援できるのかを考えることが重要です。
この記事では、高校生達がなぜ家出をするのか、また家出が子供達にどのような影響を及ぼすのかを具体的な事例とデータをもとに探ります。
※「オーバードーズ」とは、薬物やアルコールなどを過剰に摂取し、その結果痙攣や意識喪失などの重篤な健康被害を引き起こすことを指します。
監修者情報 総合探偵社MJリサーチ
若梅調査員
探偵調査員歴22年/常人逮捕協力5回、刑事事件協力30回以上、テレビ出演15回、メディア取材多数/大手探偵社から独立し20年以上の経験を持つベテラン達を集め大手探偵社から独立。
高校生や中学生の家出は、男の子であれば性格によって捜索場所が違い、女の子はパパ活などのリスクが高いため、繁華街を中心としてネットからの情報を集めながら捜査します。3日目までは自宅や最寄り駅を中心に、1週間を過ぎると…続きはこちら
この記事に書かれていること
- 高校生の家出は危険
- 家出の行き先に選ばれやすい場所
- 家出の対応と注意点
- 家出中の子供の危ない心理状態
- 家出の相談先
目次
高校生の家出は放っておくと危険
親としては、
- 言っても帰ってこない
- そのうち帰ってくる
- いつものことだから…
と、ついつい軽視してしまいがちですが、放っておくと事態は思わぬ方向へ動いてしまうこともあります。
放っておくと本当に危険な状態に陥るのが高校生の家出です。
罪悪感の喪失と常態化するリスク
子供達は家出を繰り返されることで徐々に罪悪感を失い、家出が日常化する可能性があります。
初めは不安や恐れを感じながら家を出ても、繰り返し家出するうちにそれが「普通」の行動と感じられるようになります。
この常態化が非常に危険。
危険を顧みずにリスクのある行動に走る可能性を高めます。
パパ活や援助交際など大人の怖さを知らずに無防備になるケースが考えられます。
家出の日常化は、子供たちをさらなる危険に晒すことに繋がります。
女の子の場合は特に危険「神待ち」「パパ活」
女の子の家出は非常に危険です。
ツイッターに投稿された「#神待ち」のハッシュタグは、家出をした女の子がどこか泊めてくれる場所を提供してくれる人を探す時に利用するものです。パパ活の最初の入り口として使われることもあります。
このツイートへの反応は下記のページで詳しくご紹介しますが、ワイセツ行為を目的とした男性ばかりが反応しています。
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家出した子供が誘拐、ワイセツ事件に巻き込まれた事例
家出した子供たちが直面する危険は、多くの親御さんが想像する以上に深刻です。 特に中学生や高校生は、誘拐やワイセツな事件に巻き込まれる可能性が高まります。 こちらの記事では、そのようなリスクに焦点を当て ...
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神待ちをきっかけに、未成年の誘拐事件が急増していると言われています。
神待ちに群がる男性たちの目的はもちろん女の子の身体。
自宅に連れ込んだり、ホテルに連れていき性行為を強要したり、暴力行為に及ぶケースもあります。
また、証拠隠滅を目的に行為中の動画を撮影したり、最悪の場合は殺めてしまうなど身の毛もよだつ犯罪が発生しているのです。
不登校、退学から周囲との関係性が希薄に
家出を繰り返す子供は不登校になってしまうケースが非常に多いです。
不登校や退学による孤立化は、お子さんの心理的な健康と社会的関係に深刻な影響を与えます。
友だちとの交流が失われてしまい社会的に孤立してしまうと、自尊心が薄まり、精神的な健康リスクを高める要因となります。
うつ病や不安障害などの精神疾患のリスクが増加します。
さらに、不登校が長期化すると、必要な学業や社会的なスキルが不足し、将来の就職活動や職場での適応に影響を与えます。
学歴が求められる職種や企業では、中学や高校を卒業していないことが就職の大きな障壁となります。
不登校は教育の問題だけでなく、将来の就職にも深刻な影響を及ぼす可能性があるのです。
家出の軽視はNG
- 家出の黙認は非常にリスクが高い
- 家出によって子供の未来が失われていく
- 早急に解決させたい
家出の理由の多くは「家庭環境」に起因している
各ご家庭で色々な家庭環境の中で、高校生の家出の背景に最も多く見られるのは家庭内の問題です。
親子間の衝突や虐待が家出の引き金になるケースが多いとされています。
- 家族間でのコミュニケーション不足
- 経済的困難
- 親のギャンブル問題
- 両親の離婚や再婚
- 育児放棄(ネグレクト)
- 家庭内暴力 (DV)
家族間でのコミュニケーション不足
両親が仕事で忙しかったり、父親か母親もしくはどちらとも会話がないなど、家庭内でのコミニュケーションが取れない(取らない)状況では、親子間での意思の疎通ができません。
特に高校生は感情の変動が激しい思春期にあり、親御さんとの信頼関係や安心できる対話の場が必要です。
コミュニケーションの欠如が続くと、親子関係に亀裂が入り子どもが家族から距離を置く原因になりかねません。
経済的に困難な状況が続いている
経済的に困難な状況が続くと心理的な負担が増大し、家族関係にも悪影響を及ぼします。
日常生活におけるストレスが増し、子育てに対する配慮を十分に行えなくなることがあります。
このような家庭環境は、子どもにとっても不安定でありお金の問題に対して敏感に反応する傾向があります。
借金や親が職を失う事態など、家計を圧迫する原因に直面した際、子どもは無力感や家族に対する憤りを感じることがあります。
結果として親子間の溝を深め、家出に繋がる可能性があります。
親がギャンブル依存
親のギャンブル依存は、家庭の不安定さを招き親子間の関係にも大きな負担をかけます。
特にパチンコや競馬、競輪、競艇などギャンブルに深く嵌っていると家庭不和の原因となります。
子供たちは、ギャンブルを行う親に対して嫌悪感を抱きやすく、親子間の対立から家出へと発展することがあります。
ギャンブル等依存症とは、ギャンブル等にのめり込んでコントロールができなくなる精神疾患の一つです。
ギャンブル等を原因とする多重債務や貧困といった経済的問題に加えて、家庭内の不和などの家庭問題、虐待、自殺、犯罪などの社会的問題を生じることもあります。
引用元:消費者庁
両親の離婚・再婚
両親の離婚や再婚は思春期にある高校生にとっては、心に大きな負担をもたらすことがあります。
子供たちにとって不安定な環境を作りだし、精神的なストレスを引き起こす可能性があります。
残念ながら、両親の離婚が引き金となり子どもへの虐待が始まるなど、子どもが被害を受けるケースも報告されています。
この記事をお読みの保護者の方々は、幸いにもそのような事態には至っていないかもしれませんが、家庭内での変化がお子さんにどのような影響を与えているか、今一度振り返り、見直す機会としていただければと思います。
離婚や再婚は、決してネガティブなものに限りませんが、その過程でお子さんの心のケアを最優先に考え、支えていくことは重要ではないでしょうか。
育児放棄(ネグレクト)
育児放棄、またはネグレクトは親が育児の責任を果たさず、子どもに対する基本的なケアや精神的なサポートを提供しない児童虐待の一つです。
ネグレクトは、子どもの成長に重大な悪影響を及ぼし、心に深い傷を残す可能性があります。
保護者として自分の行動を振り返り、以下のようなネグレクトにあたる行為をしていないか確認することが重要です。
ネグレクトにあたる行為
- 子どもに十分な食事を提供していない
- 子どもを不潔な状態に放置している
- 子どもとの会話を避け、コミュニケーションを取らない
- 病気やけがをした際に適切な医療ケアを受けさせない
- 学校教育の機会を奪う
高校生であっても食事や洗濯、医療ケアなど日常生活の一部は大人のサポートが必要です。
思春期の子どもは特に親との対話を必要としています。
親子の会話を避け続けることで子どもが問題を一人で抱え込み、結果として困難な状況に直面して家出を選択することがあります。
家庭内暴力(DV)
家庭内暴力(DV)は、子どもが最も安全であるべき家庭環境を脅かし、危険な場所に変貌させてしまいます。
場合によっては、保護者本人が直接的な加害者であることもありますし、あなたが気づかない間にパートナーが子どもに対して暴力を振るっている可能性も考慮する必要があります。
子どもが家出する動機が不明な場合は、パートナーと子どもとの間の関係性を慎重に観察し直すことが重要です。
さらに残念ながら、父親による長期にわたる性的虐待のケースも現実に存在します。
これらの状況は非常に深刻であり、子どもが家庭を離れることを選択する理由の一つとなり得ます。
このような問題に対処するには、家庭内での対話だけでなく、外部の専門機関に相談することも重要です。
児童相談所における性的虐待の相談件数としては、平成26年度が1520件(虐待相談全体の1.7%)、平成27年度は1518件(虐待相談全体の1.5%)と他の虐待種別に比べ少ない特徴があります。これは、保護者からの性虐待のみの数であり、実際に対応している数はもっと多い状況ではあります。また、我が国では「性」に関しては話しづらい、相談しにくい性質があることや、子どもが性的虐待について告白しても信じてもらえなかったり、加害者から口止めされる、家族を壊したくないなどの理由から性的虐待に遭ってから何年も開示されないことなども報告されており、未だ発覚していない性的虐待も多いと推測されます。
引用元:こそだてタイヘン.com
厚生労働省:全国児童相談所一覧
警察庁:少年相談窓口一覧
学校内のトラブルから家出に発展するケースも多い
学校や塾での人間関係のトラブルが家出のきっかけになることがあります。
家庭環境に問題がなく、親子間のコミュニケーションがしっかりと取れていても突然の家出が起こることがあります。
「昨日まで家族で楽しく食事をしていたのに、どうしてこんなことに…。家出なんて、どうして?」
と、ご家族は困惑し、理由が見当たらない場合は特に混乱するでしょう。
このような状況では、学校生活や友人関係に何らかの問題が生じている可能性があります。
いじめを誰にも相談できない
いじめは、同級生からの嫌がらせや無視、SNSでの攻撃など精神的な苦痛を伴い子供たちを孤立させます。
このような状況は、耐え難いものとなり、子どもを家出に追いやる原因となることがあります。
クラスメイトや友人からのいじめが原因で家出を決意するケースも見られます。
「学校に行きたくない、でも親には休ませてもらえない…」
もしもお子さんがこれまでにいじめや嫌がらせについて話していなかったとしても、日常の会話の中でのさりげないヘルプサインに気づくことが大切です。
参考Yahoo!知恵袋:親に言っても休ませてくれない。怒られた
全国の学校が把握した昨年度のいじめの件数は初めて60万件を超え、不登校の子どもはおよそ18万人と、暴力行為を含めて過去最多となったことが文部科学省の調査で分かりました。
引用元:NHK いじめ 不登校 暴力行為 過去最多
非行 些細な誘惑から抜け出せなくなる
高校生は、普通に過ごしていても多くの誘惑にさらされます。
先輩や友人からの誘いは断りにくく、些細な誘惑から非行へ繋がるケースがあります。
一度非行のグループに加わってしまうと、途中で離れようとしても暴力・暴言を受ける可能性があります。
親や大人から見れば想像もつかないような苦境に陥ることも少なくありません。
このような状況から最終的に家庭内不和にいたり、家出と繋がることになります。
恋愛のこじれから自暴自棄に
思春期の恋愛は、感情の波を大きくする原因となり、感情的な不安定さを一層深めることがあります。
一生続くと信じていた恋愛が突如終わりを迎えた時、自暴自棄に陥り家出を選択することがあります。
このような状況は、親から見ても理解しにくく、「どうして家出をしたのだろう?」と疑問に思うケースが多いです。
実際に、この時期の失恋を経験したことがある親御さんであればご存じかもしれませんが、失恋をきっかけに自傷行為や自殺未遂といった極端な行動を取ることがあります。
高校生が家出の行き先に選びやすい場所
高校生には自立して生活する能力が十分に備わっていないため、行き先は限られがちです。
多くの高校生は以下のような場所に行き着くことが多いです。
高校生の家出行き先 友達の家
高校生が家出をする際、まずは友人や知人の家へ行くことが多いです。
友達の家は居心地が良く、友達自身も似たような境遇にある子が多く、家出高校生にとってはとても居心地が良い場所となります。
また、友達の親御さんが共働きなどで不在であることも多く、子供たちには大人に干渉されない自由な時間が与えられます。
子供たちは悪いことに手を出すリスクが増加し、万が一何か問題を起こせば友達のご家族にも迷惑をかける結果となります。
家出した子供たちは、一見安心できる環境にいるように見えますが、実際には様々な問題やリスクにさらされているのです。
親としては、このようなリスクを理解し子供が早期に帰宅させることが望ましいでしょう。
ネットカフェや漫画喫茶
家出した高校生が一夜を過ごすために選ぶ場所の一つにネットカフェや漫画喫茶があります。
これらの施設は、料金的にみても短期間の滞在にはとても便利です。
ただし、未成年者の安全面や健康面に関しては重大なリスクが伴います。
一晩中の滞在となれば補導の対象となりますし、喫煙や飲酒のリスク、薬物の使用も考えられます。
また、お店のパソコンからパパ活を募集することも多いようです。
様々な問題を引き起こす可能性があり親御さんは特に注意が必要です。
高校生の家出行き先 ドンキホーテやスーパーなど
家出した高校生がしばしば集まる場所の一つに、大型商業施設があります。
例えば、MEGAドンキのような店舗は、その開放的な空間と多様な商品で若者に人気です。
一時的な避難所として魅力的ですが、長時間滞在することで生じる問題もあります。
例えば、お金を多く持っていないために万引きしてしまったり、お金を得るために身売りしてしまったりなどさまざまなリスクに晒される可能性が高まります。
高校生の家出行き先 深夜に街中で友達と過ごす
家出した高校生が夜通し街中で過ごすことも珍しくありません。
東京のトー横は封鎖されました。
しかし、歌舞伎町に家出人が集まっていることに変化はありません。
歌舞伎町に限らず全国ではそういった場所が必ず存在します。
家出した高校生たちは未知のリスクに晒されています。
彼らが直面している危険な状況に対して、親として適切に向き合いサポートすることが極めて重要です。
犯罪や誘拐に巻き込まれてしまうことも
家出した高校生が犯罪や誘拐に巻き込まれるリスクは非常に高いです。
SNSを通じて「家出して行き先がない子は家へおいで」といった投稿をする大人も存在します。
残念ながら、このような状況では子供たちは誘拐、暴行、性的暴行、ドラッグの使用、裏社会への勧誘など、数多くの危険に晒されてしまいます。
家出した高校生は自分の安全を判断する能力が十分ではないため、悪意を持つ大人に簡単に騙されることがあります。
SNSを通じて性被害に…
警察庁によると、18年にSNSを通じて犯罪被害に遭った18歳未満の子どもは1811人。うち高校生が991人、中学生が624人、小学生も55人いた。罪種別にみると、児童買春・ポルノ禁止法違反が944人、淫行などの青少年保護育成条例違反が749人。略取誘拐も42件あった。 引用元:西日本新聞
親としては、家出した子供たちを守るためには早期発見と適切な介入が不可欠であり注意深く監視する必要があります。
家庭環境・家庭内暴力などが原因の場合は一時避難していることも
家庭内での問題が家出の根本的な原因となるケースもあります。
離婚、共働きによる親の不在、育児放棄、虐待、家庭内暴力(DV)、借金問題など、様々な家庭環境の問題が家出のきっかけとなることがあります。
これらの問題に直面している子供たちは、しばしば「2度と家に帰りたくない」という強い決意を持って家出を行います。
家出した子供たちの中には、安全な避難場所を求めてシェルターや一時保護施設に身を寄せるケースもあります。
仮り暮らしは「家にいたくない」「家に居場所が無い」と悩む子どもたちからの相談を無料で実施しています。一人で悩むより、一緒に悩んだり考えたりしませんか?どうぞお気軽にご相談ください。詳細はコチラhttps://t.co/6h0karSm8b
— NPO法人仮り暮らし (@npoKarigurashi) June 7, 2022
上記のツイートは「仮り暮らし」というNPO法人のツイートです。
虐待や育児放棄などを理由に家出をしてきた子供が避難できる場所としてかくまう施設(シェルター)を運営しておられます。
家出したお子さんはこういったシェルターに避難していることもあります。
【NPO法人 仮り暮らし】
所在地 | 千葉県松戸市稔台7丁目62-1 針ビル102号 |
代表者 | 徳 永 晃 代 |
設立 | 2015年12月発足 |
相談窓口 | https://karigurashi.or.jp/contact |
施設からの強制連れ戻しはNG!
虐待やDVなどを目的とした、同意のない強制的な連れ戻しは絶対にしないでください。
上記のような施設は全国にいくつかありますが、児童相談所も含めそういった施設での同意のない連れ戻しが問題となっています。お子さんとしっかり話し合ったうえで互いに納得がいく解決策を見つけてください。
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千葉県で家出したけど行くとこない時に頼れる安全な居場所「仮り暮らし」の紹介
家出をしたけど行き先がなくお困りの女性に朗報です。 中学生や高校生、成人の方、年齢を問わず一時的なシェルターとして最適な居場所があります。 それは、千葉県松戸市にあるNPO法人「仮り暮らし」です。 法 ...
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高校生の家出の対応方法と注意点
突発的な家出の対応
- すぐに探し始める(情報を集める)
- 警察へ通報
- SNSなどで足跡をチェック
家出直後が見つけやすいからすぐに探す
お子さんが急に家出をして、気が動転してしまいどう対応すべきかわからなくなることがあります。
しかし、家出直後は発見できる可能性が最も高いです。
一旦、深呼吸をして落ち着いて心を鎮めてから情報を集めましょう。
友だち、身内、学校など、お子さんの周囲の人々に連絡を取り、最後にお子さんを見た時間や場所、その時の様子など可能な限りの情報を集めます。
初動の迅速さが、お子さんを安全に戻す鍵となります。
焦る気持ちは当然ですが、一歩ずつ丁寧に進めることで適切な対応が可能になります。
警察へ通報する(行方不明届け)
お子さんの安全を確保するため、警察への通報は迅速に行いましょう。
すでに家出の状況やお子さんの情報を整理している場合、警察にこれらの内容を提供してください。
もし緊張や不安で言葉が出ない時は、事前にメモをしておくと良いでしょう。
警察は家出したお子さんを見つけるための重要なパートナーです。
初めての経験で戸惑うかもしれませんが、心を落ち着かせて迅速な対応を心がけましょう。
SNSなどで足跡を調べる
行き先の手がかりを得るためには、SNSなどのチェックは有効的な方法です。
最近の投稿、メッセージ交換、位置情報などから、お子さんの行動パターンや交友関係に関する重要な手がかりを得られることがあります。
ただし、お子さんのプライバシーへの配慮は必要です。
家出の背景には複雑な心理状況があるため、お子さんのデジタル空間に踏み込む際は、その後の信頼関係を損なわないよう慎重に行動しましょう。
また、見つけた情報をどう扱うかも重要です。
必要であればこの情報を警察や探偵社に伝え、協力を求めることも考えられます。
繰り返される家出の対応
- 行き先の把握(傾向を調べる)
- 家庭内の問題を洗い出す
- カウンセリングなど専門家へ相談
行き先の把握と傾向を調べる
まずは、お子さんの行動傾向や頻繁に訪れる場所を特定していきましょう。
お子さんが過去に家出をした際にどのような場所に行っていたか、どのような人々と接触していたかなどの情報を収集し、傾向を突き止めることが重要です。
これにより家出の際に、どこでお子さんを探すべきか、どのようなリスクがあるかを予測しやすくなります。
親御さんがこのような情報を把握し分析することで、迅速な対応が可能になりお子さんの安全を守る一助となるのです。
家庭内の問題を洗い出す
家庭内の問題を見つめ直すことは、家出の背景にある原因を理解する上で非常に重要です。
家出を繰り返す子供がいる家庭ではコミュニケーションの障壁がしばしば存在します。
これらを明らかにして解決策を見つけることが家出の再発を防ぐ鍵となります。
家族間でのオープンな対話や必要に応じて家族カウンセリングの利用して家庭内の関係改善に向けて具体的な行動を取ることが効果的です。
親としては、家庭内の不和や問題を見つめ直し、子供が安心して帰ってこれるような家庭環境を整えることが求められます。
カウンセリングなど専門家へ相談する
家出の背景には心理的な問題が隠れていることがよくあります。
このような場合、定期的なカウンセリングや心理療法が有効なアプローチとなります。
専門家に相談することで子供が抱えるストレスや不安、コミュニケーションの問題に対処して適切なサポートを受けることができます。
カウンセリングは子供が自分の感情や考えを安全な環境で表現できる場を提供して家族関係の改善にも繋がります。
専門的な介入は家庭内での問題を解決するための一歩となり家出の再発を防ぐ手助けになるでしょう。
家出の対応をする際の注意点
探していることがバレるとさらに帰ってこないことも
家出したお子さんが「親や警察が探している」と、気づくとさらに家庭から離れようとする可能性があります。
親御さんが直接探すのではなく、探偵などの専門家に依頼することでお子さんに気づかれることなく、安全かつ効果的に探し出すことが可能です。
家出専門の調査員がプロの手でお子さんの居場所を特定し、家族との再会を安全にサポートします。
怒鳴ったり過度な干渉は避けましょう
家出から戻ったお子さんに対して、叱責や厳しい圧力をかけることは避けたほうが良いです。
そういった行為は再び家出を引き起こす可能性があります。
その代わりに、理解を示して穏やかに対話することが大切です。
お子さんが家出を繰り返す原因についてじっくりと話し合い、共に問題を解決する姿勢を見せることが安定した関係を築く鍵となります。
親子間で心の通じ合う時間を持つことで、お子さんが安心して自分の気持ちを表現できる環境を作りましょう。
とは言っても、そう簡単に良い方向へ向かわないのが高校生たちの家です。
専門家への相談を積極的に
家出の問題は、多くの場合家庭内だけで解決するのが難しい複雑な状況を伴います。
そのため、心理カウンセラーや探偵などの専門家に相談することを積極的に検討しましょう。
これらの専門家は家出の原因を探り、子供の心理を理解したうえで問題の解決へ導くための具体的なアドバイスや支援を提供することができます。
また、繰り返される家出の場合には、探偵に依頼して子供の居場所を特定することも一つの手段です。
家出問題に直面した際には、専門家の知識と経験を活用してお子さんの未来と明るい家庭を取り戻しましょう。
中高生の家出について
若梅調査員
高校生や中学生の家出は、男の子であれば性格によって捜索場所が違い、女の子はパパ活などのリスクが高いため、繁華街を中心としてネットからの情報を集めながら捜査します。
3日目までは自宅や最寄り駅を中心に、1週間を過ぎると潜伏先が出てくるので交友関係を調査、またはネットカフェや24時営業の店舗などを捜査します。
男の子の場合は公園などで生活を始めたりしますが、資金も無く体調の悪化から精神的に弱くなり自殺の可能性も高くなります。
3週間を過ぎると自殺、または協力者が現れ失踪人として潜伏生活を始めてしまいます。
潜伏生活になると発見率も下がってしまいます。
警察に捜索願いを出した後、我々のような家出調査に特化した探偵社に相談してください。
家出調査の経験の少ない探偵社は依頼者様の要望先を、ただ歩き回って似ている人がいるか調べているだけの探偵社が多く発見率も低いです。
MJリサーチでは家出と言っても内容によって調査方法を柔軟に変更します。
相談とアドバイスは無料です。相談だけで解決する事もあります。
発見や確保した後が本当の意味での解決になります。
なぜ家出をしたのか、家族に問題があったのか、本人の自白とともに家族で本当の意味での話し合いをしてください。
話し合いが難しい方は弊社のアフターフォローとして家出専門のカウンセラーやNPO法人、子供専門の弁護士などをご紹介します。
まずはMJリサーチでの無料の相談をする事をおすすめします。
【高校生の家出調査に特化した専属探偵】
高校生の家出問題は家庭のなかだけで解決するのは難しいです。
- 相談できる人がいない
- 子供が見つからない
- 親の言うことを聞かない
そんな時は、ぜひ家出専門の探偵に相談してみてください。
【家出専門の探偵事務所】
総合探偵社 MJリサーチ
- 専属カウンセラーが在籍
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- 連れ戻し方法を個別の事例に合わせて提案
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※公式サイト最下部の「問い合わせフォーム」へ家出した時の状況などの簡単な内容を入力して送信ボタンを押すだけ1分で完了します。
家出中の子供の心理状態
新たな居場所の発見からの安堵感
家出高校生が最初に感じるのは安堵感です。
家庭や学校での問題から離れたことにより一時的な安らぎを得ることができます。
また、同じような境遇の子供たちと出会い共感を得ることで、新たな居場所を見つけます。
この瞬間、彼らは家出が解決策であると錯覚しやすくなります。
しかし、これは一時的な解決に過ぎず、根本的な問題からは逃れられていないのです。
親御さんは、この初期段階での子供の心理状態を理解し早期に対応することが重要です。
すぐに訪れる「孤独と不安」
家出後の最初の安堵感から一転、子供たちは新しい環境の不安定さや家族や友人との疎遠がもたらす孤独感や不安に直面します。
これまでの生活の中で得られていた家庭や学校からのサポートが失われることでどう対処すれば良いのか分からなくなることが多いのです。
親御さんが知っておくべきは、家出した子供たちは最初の安堵感が薄れた後、深い孤独感と不安に苛まれることが多いという点です。
この時期に適切な対応をすることが子供を守るためには非常に重要になります。
自己価値の低下
家出を続ける中で子供たちは最初の一時的な安堵感から次第に孤独感や不安を強く感じ始めます。
家族や友人との疎遠、新しい環境の不安定さが孤立感を増幅させ不安を深めていきます。
時間が経つにつれ、これらの感情は自己評価の低下を引き起こし自己価値を見失う状態に陥りがちです。
この段階に至ると自尊心が低下し無力感や希望の喪失感が強まることがあります。
家出した子供は、ただ単に家を出たという行動以上の内面的な苦悩を抱えている可能性があることを認識し、適切なサポートを行うことが重要になります。
最悪の結末を意識
子供たちは更なる心理的な落ち込みを経験する可能性があります。
周囲との絆を失い、社会から取り残されたように感じ内面の苦痛は日増しに深刻化していきます。
孤独と絶望感が増大し心のバランスを保つことがますます困難になります。
このような心理的な苦痛は、時に生きる意欲を失わせ、最悪の場合、自殺という極端な選択肢を考えさせるほど深刻です。
また、周りのサポートや適切な介入が欠けている状況ではこのような極端な決断へと進むリスクがさらに高まります。
親御さんとしては、子供が抱える心の葛藤に早期に気付き必要なサポートを提供することが重要です。
気にかかることがあれば警察に捜索願いを出す
少しでも不安を感じたら警察に捜索願いを出しましょう。
特に、今回の家出が初めてというご家庭は迷わず警察に連絡してください。
ただの家出と放っておいて後で取り返しのつかないことになっては後悔してもしきれません。
どこを探して良いのか検討がつかないようであればすぐに警察の力を借りましょう。
「捜索願い」とは本人の意思のある・ないに関わらず、家族や親族が警察に対して捜索を依頼するものです。現在では「捜索願い」という呼び方は無くなり「行方不明者届出」という言葉になっています。
行方不明者届出を出すタイミングは?
「○○日経っても戻ってこなければ」という目安はありません。
いつもと様子が違った、連絡が取れないなど親としての違和感があればすぐにでも行方不明者届けを出すべきでしょう。
特に初めて家出をした子供、自暴自棄になっている子供は非常に危険です。
周りの目もあると思いますので難しい判断かと思いますが、あなたの危険アンテナが反応した時点で決断するべきです。
警察に行方不明者届出を出しても「一般家出人」と判定されると探してくれない
警察は全ての家出捜索を積極的に行ってくれるわけではありません。
単に深夜徘徊で友人と遊んでいるだけと判断されてしまうと一般家出人という扱いになり積極的に探してくれません。
一般家出人→探してくれない
特異行方不明者→探してくれる
一般家出人とは
お子さんに家出の意思があって失踪した場合で、命の危険や犯罪の被害に遭う可能性が低いとみなされると一般家出人という扱いになります。
命の危険や事件性が低いため積極的な捜索はしません。
特異行方不明者とは
お子さんに家出の意思がなく、事件や事故に巻き込まれたことによって行方がわからなくなっている場合や命の危険に晒されていると判断された場合に特異行方不明者として扱われます。
事件性があるとみて積極的な捜索が行われます。
【警察庁生活安全局 特異行方不明者の定義】
特異行方不明者(第2項関係)
ア 犯罪被害(第1号関係)
「生命又は身体に危険が生じているおそれがある」とは、既に生命又は身
体に危害が加えられているおそれがある場合のほか、将来危害が加えられる
おそれがある場合をいう。※全文は下記リンクよりご確認ください。
引用元:警察庁生活安全局長
警察を頼れない場合は探偵へ依頼する
探偵は個々のケースに特化した専門的なアプローチできるほか、迅速かつ柔軟に対応する能力を持っています。
家出の根本原因を理解し、再発防止に向けた効果的な対策を講じることができます。
また、家族間のコミュニケーションの改善を促進して子供の安全と心理的なサポートを提供します。
探偵は家出探しの専門家
探偵は、個々のケースに合わせた専門的なアプローチを採用します。
子供の行動パターンや心理を分析してそれらに基づいた独自の探索戦略を立てることができます。
さらに、迅速かつ柔軟に動くことができ、警察の手が及ばない状況や時間帯にも即座に対応することが可能です。
このような機動力と専門知識を組み合わせることで家出した高校生の早期発見と安全な帰宅を実現します。
徹底されたプライバシーの保護
探偵事務所ではプライバシーの保護を最優先に考慮しています。
家出した高校生の調査に際しては家族の事情や個人的な問題を公にすることなく対応します。
当たり前のようですが、ここをおろそかにしてしまうと探偵に依頼したこと自体ネガティブな結果になってしまいます。
警察に捜索を依頼すれば、良くも悪くも周りに知れ渡ってしまったり、詮索されたりします。
家族が抱えるデリケートな問題が外部に漏れる心配がないため、ご家族は安心して調査を依頼できます。
探偵は家出の根本解決までしっかりサポート
探偵は、単に家出した子供を探し出すだけに留まらず再び同じ問題が起こらないようサポートします。
家族間のコミュニケーションを改善して心理的な問題への対処方法を提案することで、家庭環境の修復に貢献します。
家出が繰り返されないよう子供の心の動きや家庭内の問題を深く洞察し、それぞれの家庭に合った具体的なアドバイスを提供します。
【高校生の家出調査は総合探偵社MJリサーチがおすすめ】
高校生の家出問題は家庭のなかだけで解決するのは難しいです。
- 警察に連絡したけど見つかりそうにない
- 誰に相談していいか分からない
- 家出を繰り返す
- 親の言うことを聞かない
そんな時は、ぜひ家出の専門家に相談してみてください。
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※MJリサーチは家出人探しや失踪者の調査を専門に取り組む探偵事務所です。公式サイト最下部の「問い合わせフォーム」へ家出した時の状況などの簡単な内容を入力して送信ボタンを押すだけ1分で完了します。
探偵調査員歴22年/常人逮捕協力5回、刑事事件協力30回以上、テレビ出演15回、メディア取材多数/大手探偵社から独立し...
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